遂にドラマの放送が始まった「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」。
このニッポンノワールには過去に放送されたドラマ「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」のキャストも複数人登場しています。
それは、ニッポンノワールは、3年A組の世界から半年後を描いた物語だからです。
3年A組で菅田将暉さんが演じた柊一颯は、あの事件から1年間は生き延びた事から、もしかしたらこのドラマにも何らかの形で出演するのでは?と言われたりもしています。
そんな1話が放送されたニッポンノワールについての考察をしていきたいと思います。
「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」1話“笑えねぇ日々の始まり”のあらすじ
生い茂る木々。
風が吹きすさぶ森。その中にある一軒の山小屋。
うっすらと瞼を開けた男、遊佐清春(賀来賢人)。
彼の目に最初に飛び込んできたのは一人の女性刑事:碓氷薫(広末涼子)の亡骸――。
そして、自分の右手には拳銃が握られていた。確実に自分が彼女を殺したこの状況。
しかし、清春はなぜかここ数ヶ月の記憶が綺麗に吹き飛んだようになくなっていた。
「笑えねぇ」
焦りや焦燥よりも、苛立ちが先にきた。
自分に薫を殺す理由も道理もない。
だが、記憶を失った以上その可能性は拭いきれない。
俺が殺したのか……、それとも何者かにハメられたのか……。
清春はこのままだと自分が疑われるに違いない証拠の数々を綺麗に消し山小屋を後にする。
だがすぐに警察からのお呼びがかかる清春。
殺人事件の現場招集として、今度は「刑事」として先ほどまでいたあの山小屋へ向かうこととなる。
薫が死亡したのは2日前。
その間無断欠勤をしていた清春は、「警視庁のガン」とも称される前評判も相まって薫殺害の疑いの目を捜査員一同から向けられることに。
そんな中、清春は捜査一課長の南武(北村一輝)から薫の一人息子:碓氷克喜(田野井健)の世話をするように言われる。
この出会いが、大きな運命の始まりとは未だ知らず……。
そして、薫殺害事件の捜査はやがて薫が死の直前に追いかけていた「十億円強奪事件」と繋がりを持っていくこととなる。
既に解決済みとされていたこの「十億円強奪事件」には、実は警察関係者が犯行に関与していた疑いがあり、その捜査中に薫は命を失ったのだという……。
キナ臭すぎる二つの事件。
もしも罪を犯した警察関係者の人間が薫を殺害したのだとしたら……。
この瞬間、清春も含め、すべての人間が今回の事件の容疑者となる―――。
薫殺害の犯人は誰か―――。
なぜ、薫は殺されてしまったのか―――。
薫が追いかけた「十億円強奪事件」との関連は―――。
9歳の息子:克喜が握る母の死の真相の鍵とは―――。
そして、清春の記憶喪失の原因は―――。
疑いが加速し、裏切りが止まらない、アンストッパブル・ミステリー…ここに開幕。
類い希なるキャラクターの数々。次々に動き、化かし続ける謎の連鎖。
一度見たら、誰かと話さずにはいられない。異色異端の「刑事ドラマ」、始まる。
1話“笑えねぇ日々の始まり”のネタバレ・考察
今回のドラマ、バイオレンス・・・とでも言うのでしょうか。
とにかく1話目は非常に暴力的でしたね。
この暴力的な内容からも好みは別れると思います。
とはいえ、フジテレビのドラマ「トレース -科捜研の男-」も当初、船越英一郎さんが演じる役が非常に横暴で言葉が悪く騒いでいる・・・というような批判も多かったです。
それもあってか、話が進むにつれ、徐々に大人しくなっていった感がありました。
ドラマの1話目の重要性はストーリーとキャラクター性を伝える事
ドラマの1話目って、ようするに、そのドラマがどんなストーリーで、登場人物はこういう人たちですよ・・・というのを伝える回だと思っています。
なので、そのキャラクターの事を会話によって紹介したり、演じ方で印象付ける事が重要だと思います。
なので、
・賀来賢人さん演じる清春は半グレとも繋がりがあって暴力的、自分が生まれる出産時に母を亡くし、その事を父に攻められながら育った・・・というキャラクター性が見えてきます。
・井浦新さんが演じる才門要は、会議中に乱闘が起きていたからとはいえど、銃をぶっ放してしまうようなぶっ飛んだ公安の色んな意味でのキレもの。
・工藤阿須加さん演じる名越時生は、何かあると「パーリーピーポー!!」と叫んで、清春以上?に手が早く、目的のためには手段を選ばない感がある一番危ない奴。
・杉本哲太さん演じる江國光成も、名越と同じように手が早くてキレやすい性格です。
これらの暴力的で、とにかくキレやすい刑事たちをまとめていたボスが、広末涼子さん演じる碓氷薫。
しょっぱなから死体役でしたが、子供を育てるシングルマザー。
そしてこの物語の中で大きな役割である十億円強盗事件。
この十億円の隠し場所を見つけて、他の場所に隠したり、「真犯人はまだ居る・・・」と真犯人の存在まで嗅ぎつけるだけのキレものです。
恐らく、この物語の中で一番できる刑事だったんだと思います。
それが故に殺されてしまう。
十億円の隠し場所を知っているのは薫だけだと思うのですが、それでも殺されてしまう不思議。
そして十億円強盗事件の真犯人は警察内部に居る
十億円強盗事件の犯人が警察内部にいるからこそ、薫は殺されてしまったのだと思います。
十億円の隠し場所を知りながらも殺されてしまうというのは、犯人に近づきすぎてしまったから・・・という事でしょう。
そして、清春に疑いが向くように仕向けたのは、清春はいつも薫とバトっていて、“警察のガン”とも言われる厄介者だったか、犯人に仕立てるには丁度良かったんだと思います。
それでも、警察がみんな清春をあれだけ疑うのは異常な演出ですけどね。
今のところ、怪しいように見せられている人物は沢山いるので、正直犯人はまだ不明です。
ニッポンノワール1話目の視聴率
今回の視聴率は7.8%でした。
台風があったのも影響はあるでしょうが、ちょっと低めですね。
前クールに放送されていた「あなたの番です」の初回視聴率は8.3%でした。
それを考えても低めですね。
あなたの番ですは、3年A組で上がった視聴率を引き継いでも8.3%でした。
もちろんニッポンノワールも、あな番の最終回の19.4%を引き継いでいると言えば引き継いでいるのかもしれませんが、謎が残ったままで不完全燃焼だった事から、バッシング等色々ありました。
そしてHulu誘導と揶揄されてしまっていましたね。
その事からも7.8%だったのだと思います。
次回、2話目の視聴率はどうなるのか・・・1話目の視聴率が、台風とかの何らかの外的要因があって低かった・・・というなら解りませんが、正直2話目は視聴率が下がるんじゃないか・・・と予想されます。
6%後半くらいになってしまうんじゃないかな?と予想されます。
「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」2話“2つの事件”のあらすじ
碓氷薫(広末涼子)殺害の疑いをかけられた遊佐清春(賀来賢人)。
ここ数か月の記憶は綺麗に吹き飛んだように消え去っていた。
殺害された薫が死の直前まで追っていた「十億円強奪事件」の真相。
その犯行には警察関係者が関与していた疑いが浮上していた。
清春の自宅に残されていた「十億円強奪事件」の計画書と犯行に使われた拳銃。
清春は本当に犯人なのか。
それとも……。
そしてついに、本城諭(篠井英介)率いるSITが突入する。
そのとき清春は……!?
警察の用意周到な包囲網。
まだ自らが犯人だという根拠を持てない清春は思う。
『誰かが俺をハメようとしている――』
身内であるはずの警察関係者すべてが怪しく見えてくる。
碓氷班の面々は捜査一課長の南武(北村一輝)から「碓氷薫殺害事件」と「十億円強奪事件」を同時進行での捜査を指示される。
2つの事件の鍵を握るのは薫の一人息子・克喜(田野井健)。
清春は克喜とともに薫が隠した「十億円強奪事件」の証拠を追う。
その捜査の中、本城の娘:芹奈(佐久間由衣)が隠していた「ある秘密」が明らかになる。
そして芹奈は1週間前に今は亡き薫と会っていたという―――。
さらに捜査を進める清春。だがその頃、克喜のもとには“意外な人物”の手が伸びていた……。
清春と克喜を狙う人物の正体は…?
絡み合う2つの事件。入り混じる謎と裏切りに次ぐ裏切り。
登場人物すべてが容疑者のアンストッパブル・ミステリー…謎の連鎖は加速してゆく。
「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」の今後はどうなる?
【ニッポンノワール】
これまでの工藤阿須加さんのイメージが完璧に崩れた瞬間。
最高です🤣#ニッポンノワール #工藤阿須加 #パーリーピーポー pic.twitter.com/1Llmws6GM0
— ドラン@ドラマラボ7~ニッポンノワール考察 (@drama_lab7) October 13, 2019
とりあえず1話目で登場人物の濃いキャラクターは解りました。
なので、2話目からはそれ程濃さは見せてこず、純粋にストーリーが盛り上がってくるんじゃないか?と思います。
3年A組の時も、最後にどんでん返しをもってくる展開で我々視聴者を引き付けてくれました。
そのようにニッポンノワールもそのようになるんじゃないかな?と思います。
脚本家さんも同じですし、期待するしかない!!と思います。
2話目、3話目と楽しんでいきましょう!
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